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ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第8巻より

2015年(平成27年)12月12日 ベストグループ中国・四国地区見聞会 ③

たった一人から始めた二つ目の会社が、固定給と歩合制で、一年で千人以上の方が働いて下さいました。二年で二千名、三年で四千名、四年で五千名を突破したのです。
それで、私も満足したのです。その会社の売上は四年目で五十億円を突破したのです。それも資本金一千万円で無借金経営をさせて頂きました。お金を無駄遣いしませんでした。しかし、「俺は偉いんだなぁ」と高慢になってしまいました。

「自分の力だ」と思った時に、あっという間に会社が潰れかけました。四十一歳の六年目でした。人が去るのは早いものです。五千名以上働いて下さった社員さんたちが、あっという間に二百名になりました。それには一年もかかりませんでした。なぜなら衣川(大先生)の魅力で集まって下さった方々ですから、衣川(大先生)に魅力がなくなったら離れていきました。

あっという間に売上が無くなって、二十七歳から貯めた会社のお金もあっという間に無くなりました。成功と失敗は表裏一体なのです。どんな人でも、一度成功しても必ず失敗するのです。失敗して立ち直る人は、百名のうち一人くらいしかいないのです。残りの九十九名は失敗して、そのまま立ち直れないのです。百名のうち立ち直る一名とはどのような方かということを考えないといけません。人間の力で立ち直ることは難しいのです。なぜなら、人間の力で潰れていったのですから。その時、見えない方に縋(すが)る方はほんの僅かなのです。

私は会社が潰れかけたことを一度も妻に言ったことがありませんでした。会社のお金が無くなったことも、妻には言いませんでした。妻に心配をかけてはいけないと思ったからです。誰にも言わなかったけれど、自分一人の中で処理することができなくなりました。

しかし、私は小さい時から母から偉大なる存在を教えられ、命の存在を教えられたものですから、それを思い出して、「溺れる者は藁をも掴む」という意味がやっと分かりました。溺れる時にはたった僅かな藁でも縋るものです。四十三歳の時、「神様、助けて下さい。私はもうダメです。どうか助けて下さい」と本当にお願いしました。そうすると、突然あくる日から人生が変わったのです。あっという間に会社が立ち直っていったのです。

私は一度の失敗をした時に、縋りつくということは本当に難しいと思いました。あの時、「もうダメか」と思った時に助けて頂いたのです。「もうダメか」と思った時にしか縋りつけないのです。ですから、何か良くないことがあった時こそ、縋りつくチャンスではないですか。

生まれたら病気になるかも知れません。仕事も上手くいかないかも知れません。誰かが早く亡くなるかも知れません。年配の方から亡くなることは当たり前ですが、中には子供が先に亡くなることもあります。それは親にとっては一番悲しいことです。しかし、生まれたら誰からか死ぬに決まっているのです。

あなた方を生かしておられる方は凄い御方(おかた)なのです。人はそれを「命」とも呼びます。人間は命という存在に生かされているのです。しかし、命という存在がどんなに凄い方かを学んでいないのです。命がなかったら死ぬではないですか。

人間は命という存在に生かされているのです。まずは命という存在について一緒に学びましょう。それには正しい生き方をしなければ、命という存在が分からないように創られているのです。ありがとうございました。

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