衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第11巻より
2018年(平成30年)10月21日 ベストグループ道央・道南見聞会 ③
子供の頃に親から命の存在を教えられた方は、見えない存在を信じることができるのです。しかし、ある程度歳を取ってからでは、中々理解できないのです。
なぜなら、この世の魅力を教えられてきたからです。私たちの少年少女時代は、この世の魅力よりも、命の尊さや人格の大切さを教えられました。
私は命の存在を信じていたから、見えない力で何をやっても成功させて下さったのです。真の成功者とは、この世のことでは一切揺らがない、心が平安な人を言います。今、ベストグループではそういう人が育ってきているのです。
ベストグループは衣川(大先生)のグループではありません。「主(しゅ)」が創られた特別なグループです。ですから、ベストグループに参加されて、ベストの指針を実践されると、良いことが起こるのは当たり前なのです。
ベストの指針は、人間が創った指針ではないのです。「主(しゅ)」がこの体を通して書かされたのです。
四十九歳の四月に百二十五名をインドにお連れした時に、インドの愛する偉大なる御方から「お前たちに使命を与える」と言われました。
一つ目に、「深い、深い海の底に眠る一粒の真珠を、世界で最初に発見するのは日本人であろう」と言われました。
つまり、日本人は白い心(浄性)の人が増えるということです。命の存在を知り、人格の素晴らしい方が白い心の方です。白い心の方だけが命を発見することができるのです。
二つ目に、「人間は食べ物でできた体が命と思っている。だから、体を通していつも一喜一憂している。体が自分ではない、命が自分ということを日本に広めなさい」と言われました。
人間は体を通してこの世のことを体験するでしょう。だから悩み、苦しむのです。しかし、体が自分ではなく、命が自分だということがもしも分かったならば、何が起こっても揺らぐことはないでしょう。
三つ目に、「数百年後、世界は混沌としている。その時、日本を見習えと世界が言う時が来るであろう。日本は物質的にも精神的にも、とても豊かな国になった。それは日本人が素晴らしいからだ。そのような日本人を育てなさい」と言われたのです。
百二十五名のうち使命を受けたのは、たった十名でした。私たちはたった十名から始めたのです。それは使命感があったからです。
「主(しゅ)」から使命を受けたのですから、揺らぐわけがありません。私は使命を頂いて一切揺らいだことはありません。
ベストの指針の実践を通して道徳に基づいた正しい生き方をして、命や真理につながる方をお育てすることが、ベストグループの役目です。しかしそのためには、まずは私自身がつながらなければお手伝いができないと思いました。
だから努力してきたのです。だから、五十九歳で急性劇症肝炎になって、医者から「十名のうち八名は明日か明後日には亡くなるでしょう」と言われても、心は一切、揺らぎませんでした。
どっちみち死ぬならば、私は素晴らしいことに人生を使って終えたいのです。急性劇症肝炎で肝臓の数値が三千だった時でも、研修をして回っていたのです。
「人類の役に立つことをさせて頂いているのだから、死ぬわけがない」というのが、私の信念です。人間には何の力もありません。赤と黒と白の心のうち、命の力が働くのは白い心の方です。なぜなら、白い心の方は見えない存在を信じるからです。
この体を見えない存在に支配されるからです。奇跡を否定する方は命を否定する方です。そういう方は幸せにはなれません。もしも奇跡の御(お)力(ちから)を信じることができたならば、あなたはきっと命から愛されるでしょう。
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