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ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第6巻より

2013年(平成25年)10月27日 ベストグループ中国四国地区見聞会①

皆様、おはようございます。私だって人生を全て懸(か)けたからこそ、少しはお役に立つような人間になったわけです。仕事だって人生を仕事に全て懸けても成功する方はほんの僅かです。大抵の方は艱難(かんなん)辛苦(しんく)を経験していますが、女性だって家庭に人生を懸けて本当に幸せになった方はどれだけいらっしゃるのでしょうか。人生の懸け方が間違っていたのかも知れません。

男だって、仕事と家族のために必死になって働くものです。しかし、本当にどれだけの方が家族を幸せにし、お仕事も良くなったのだろうか。それはほんのわずかの方だと思います。人生の懸け方が間違っていたのかも知れません。

「お金」、「お金」という方は、一時的にはお金は手に入るかも知れませんが、「お金」、「お金」と言うと人間が汚くなるために、最終的にはお金を無くするように創られているのです。お金のために生きているのではないということに気づくには時間が掛かるわけです。

人間がお金のために生きているのならば、皆、地球上の人は金持ちにならないといけないのに、なっていないではないですか。毎日、「お金」、「お金」と言っているのだから。

だから、お金を手に入れるためには、人が寄って来なければお金を頂くことができないのです、そう思いませんか。人が寄って下さらなければ、何もできません。

今の若い方は、年配者も含め、なぜ熱意が無いか分かりますか。それは、目的がお金や仕事だからです。そこには何か目には見えないものに向かって進む目的が無いから弱いのです。

ベストグループの人は、なぜ熱意があるのでしょうか。ベストグループの使命の中に、「道徳」と「命」と「真理」という三つの言葉があります。全部素晴らしい言葉だと思いませんか。それを自分のものにしようとしているからです。

ベストグループでは、人間は真理を知るために生まれたのだということを徹底して皆さんと共に学んでいるのです。「真理を知らずして人に非(あら)ず」という言葉を皆さんはご存知ですか。教育基本法にも書かれています。平成十八年に改正された教育基本法の中に、「真理と正義を希求することが大事なことである」と書かれているのです。

道徳とは何かご存知ですか。そこには人との関わり方、命の大切さ、そして真理を知ることが書かれているのです。しかし、人間は真理を忘れてしまったのです。その真理を知るために人間は生まれたということを文部科学省の学習指導要領の中や教育基本法の中に少し書かれているのです。

私は真理に少しだけ到達をさせて頂いたようです。真理を広めることが私たちの目的です。その真理を知るには道徳に沿って生きないといけません。命の大切さが分からなければ真実を知ることができないのです。

私はそのために努力をさせて頂きました。二十年間、インドの本場に百回以上通い続けました。日本では誰も教えてくれませんでした。日本では真理に到達した方は誰もいないようです。ですから、インドに行って真理に到達した方の下に、二十年間で百回以上、実際にいたのは五年くらいでしょうか、多い時には毎月インドに行っていました。

今の方はお金の大切さは子供に教えるけれど、命がどんなに尊いものかを教えていないのです。なぜなら、命がどれだけ大切かということを忘れてしまったからです。病気になっても分からないのです。ほとんどの方が、死にかけても命がどんなものか知らないのです。

私は小さい時から命の話をずっと聞いて、そして、人間性が一番大事だということをずっと聞いてきました。そして、そんな苦しい生き方をしていても母は私たちに愚痴を言いませんでした。そして、「皆のお陰です」、「ありがとう」と言っていました。

実は、私に「ありがとう」という癖がなぜついたのかというと、育ての母がすぐに「ありがとう」という言葉を使っていたからです。病院で母が死にかけても、看護師さんや先生に「ありがとう」、「ありがとう」、……ありがとうしか言いませんでした。その言葉を聞いて私は涙が出かかりました。

私は、「ありがとう」と無意識に言う癖があるのです。何を言う時も「ありがとう」と言います。これは育ての母の言葉だったのです。
看護師さんに聞いたら、お母さんはニコニコして、「ありがとう」ばかり言っていました。私の「ありがとう」と言う口癖は母の癖だったのだと分かりました。

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